令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第III部門

試験法・調査法(2)

座長:田中 剛(東京都市大学)

[III-56] 電磁波シミュレーション解析を用いた薄層の物性値の違いによる地中レーダ反射波形の評価

升元 一彦1 (1.鹿島建設(株))

キーワード:地中レーダ、電磁波シミュレーション、割れ目、物理探査

割れ目を有する岩盤構造物においては、岩盤の割れ目内の地下水流動特性を評価することは重要であり、その調査手法として、地中レーダは「面的」で「非破壊」な評価が可能という点で有効な手段の一つである。これまでは割れ目の幾何学的な分布が主な調査対象であったが、反射波形の変化に着目することによる割れ目内の水分量やトレーサ濃度変化の評価の検討が行われている。本報では、地中レーダ探査で得られる反射波形の変化が、割れ目内の水分の有無や流体の溶存物質の濃度変化を評価する指標となりうることを、数値シミュレーション解析に基づき検討を行ったので報告する。

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