試験法・調査法(2)

[III-59] 電気探査によるフィルダム等土構造物のひび割れ深度調査用注入材料の開発

〇小堀 俊秀¹、金銅 将史¹ (1.国土交通省国土技術政策総合研究所)

キーワード：地震、フィルダム、ひび割れ、電気探査

大規模地震等によりフィルダム等の土構造物にひび割れが発生した場合、安全性の確認や復旧計画検討のためひび割れ深度の把握が必要となる。その方法として、ひび割れに導電性の液体を注入し、堤体材料との比抵抗差からひび割れ範囲を推定する電気探査はこのような場合に有効な非破壊調査法の１つと考えられる。そこで、本研究では、幅数mm程度のより微細なひび割れも対象に電気探査でのひび割れ深度調査に適した注入材料について検討し、屋外地盤での電気探査試験によりその有効性の確認を行った。