試験法・調査法(2)

[III-60] 電圧制御素子を用いた簡易地下水位センサーの開発とその適用

〇松永 涼介¹、大嶺 聖¹、蒋 宇静¹、杉本 知史¹ (1.長崎大学大学院)

キーワード：電圧制御素子、地下水位、LEDライト

近年,集中豪雨の増加により，土砂災害が多発している．さらに住民の少子高齢化が進み，平素から脆弱性が高まっている集落も多い．こうした集落の地域防災力の向上のためには，地域防災を「日常化」にする必要がある．そこで，本研究では電圧制御素子（MOSFET）を利用し低コストで視覚的に優れた地下水位センサーの開発を試みた．現在現場で利用されている地下水位計はボウリング孔を用いて設置しなければならない．しかし本研究では，電圧制御素子（MOSFET）を用いて簡易動的コーンの貫入孔に地下水位センサーを開発した．現場実験で計測された電圧から降雨後に，地下水位が上昇することも確認できた．