[III-93] 坑内反射法弾性波探査の比較実験
キーワード:山岳トンネル、坑内反射法弾性波探査、切羽前方探査、TSP303、TFT
山岳トンネルの掘削発破を用いた新たな坑内反射法弾性波探査法を開発し,現状の代表的な探査法であるTSP303とTFTと比較実験を行った.この結果,全ての方法において脆弱地山のD/CL級の位置や方向性に関して事前に兆候をとらえていることがわかった.開発法は代表的な2つの手法と比較すると準備,探査において簡便性で劣ることがわかった.しかし,反射面位置を求めるときに速度を一定としているため切羽からより深部の位置精度は低いと考えられるが,開発法は探査距離において優位な点が確認された.今後は数mの受振孔に簡便に受振器を設置する技術を開発し,探査距離約400mをコンスタントに実施できる方法の確立を目指す.
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