令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第III部門

トンネル(2)

座長:森田 篤(前田建設工業)

[III-96] 超音波伝播速度によるトンネル覆工応力の推定に関する基礎的検討

石村 利明1、日下 敦1、砂金 伸治2 (1.国立研究開発法人 土木研究所、2.東京都立大学)

キーワード:道路トンネル、覆工コンクリート、覆工応力、超音波伝播速度

国内の供用中の道路トンネルの中には覆工コンクリートにひび割れ等のさまざまな変状が発生しているものがあり,その発生要因を確実に特定するには高度な技術的判断が求められる。本報文は,角柱供試体の基礎実験において測定した2つの異なる方法による伝播速度の結果とコンクリート表面のひずみとの関係をもとに,トンネルの覆工コンクリートに過大な応力が発生しているか,致命的な損傷に至る可能性があるか否かを簡易に判断する手法の適用可能性について検討した結果を報告する。

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