令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第III部門

地盤の動的挙動(2)(その他)

座長:橋本 隆雄(国士舘大学)

[III-131] のり面工と地山補強材の定着効果に着目した模型振動台実験

中島 卓哉1、藤本 達貴1、倉上 由貴1、杉山 健太1、松丸 貴樹1、中島 進1 (1.鉄道総合技術研究所)

キーワード:耐震、盛土、地山補強材、のり面工

近年,鉄道分野では既設盛土の耐震補強が積極的に進められている.盛土堤体自体の補強を行う際には,地山補強材による対策工が多く用いられる.一方,新幹線盛土や輸送密度の高い在来線盛土には,降雨に対する盛土への浸透や侵食防止のために,各種のり面工が施工されることが多い.このうち,盛土に打設した地山補強材がのり面工と定着される場合には,地山補強材が単独で打設される場合と比較して,地震時により大きな抵抗力を発揮することが考えられる.本研究では,上述の効果を把握するため,地山補強材により耐震補強された盛土を対象とし,のり面工の有無を変化させた3ケースの盛土模型を構築して模型振動台実験を実施した.

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