令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第III部門

補強土(2)

座長:沢田 和秀(岐阜大学)

[III-161] トルクデータを活用したアンカー補強土壁の品質管理に関する基礎的研究

〇松本 日和1、川口 貴之1、中村 大1、安達 謙二2、小浪 岳治2、村田 松一3、野藤 昌樹4 (1.北見工業大学、2.岡三リビック(株)、3.(株)森川組、4.北海道開発局函館開発建設部)

キーワード:補強土壁、品質管理、ICT

補強土壁は従来のコンクリート擁壁に比べて経済性、施工性、耐震性に優れている等の理由から、現在では広く普及しているが、それと伴って変状する事例も報告されている。補強土壁の変状を防ぎ、品質の高い補強土壁を確実に構築するには、高い頻度で盛土材料の適否が確認・共有できる簡易な品質管理システムの構築が不可欠と考えられる。本研究では、アンカー補強土壁のターンバックル回転時のトルクに着目し、施工地にいない発注者やメーカーもその情報をリアルタイムで確認できるシステムを構築した。屋内外における試験結果から、品質管理基準を設定し、それを用いて施工したアンカー補強土壁は、竣工時の鉛直度が高いことを確認した。

要旨・抄録、PDFの閲覧には参加者用アカウントでのログインが必要です。参加者ログイン後に閲覧・ダウンロードできます。
» 参加者用ログイン