[III-162] 蛇籠金網の中詰め材拘束効果に対する解析的評価
キーワード:蛇籠擁壁、三次元解析、金網
筆者らは2015年ネパールゴルカ地震の被災状況調査の際,現地で蛇籠擁壁が多く用いられていることを確認したが,これは比較的耐震性に優れる構造であると考えられた.その後,耐震性評価のための実大振動台実験などにより,耐震性の評価を行ったが,その安定性に対して,蛇籠中詰め材を拘束する金網の効果が大きいものと考えた.本報では,ネパールで用いられている亀甲型の金網を用いた蛇籠に対して,金網の配置方向による拘束効果への影響を解析的に評価したものである.その結果,より安定性を高めるためには引張方向の変形性が高くなる条件での配置が適切であると考えられた.
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