令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第III部門

斜面(3)

座長:前田 和徳(岡部株式会社)

[III-28] 体積含水率からすべり面深度を予測する手法の検討

〇小泉 圭吾1、塚部 聡太1、小松 満2、堤 浩志3 (1.大阪大学、2.岡山大学、3.西日本高速道路(株))

キーワード:表層崩壊、体積含水率、すべり面

斜面災害は増加傾向にあり,その対策が課題として挙げられている。これに対し,斜面を直接モニタリングすることで,その健全性を診断するための研究が進められている。これらの研究は主に砂質土の斜面を対象としており,崩壊の要因となるすべり面の有無や深度推定には一般にNd値が用いられている。一方,Nd値はあくまで地盤の硬さ等を表す指標であることから,透水性や保水性を直接推定できるわけではない。そこで本研究では,降雨後の土中の体積含水率の減少速度から,これらを予測する手法を解析的に検討した.その結果,体積含水率の減少速度の経時変化を分析することで,すべり面の有無およびその深度を推定できる可能性が示唆された.

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