[IV-144] 移動時間短縮意向に着目した移動に対する認識に関する研究
キーワード:移動時間、時間短縮、インタビュー、認識、交通行動、時間価値
派生需要である移動においては所要時間が短いほど望ましいという前提があるが、移動に対する認識を適切に把握できているとは言い難い。そこで本研究では、移動時間短縮意向に着目し、移動に対する認識およびその違いを形成する要素を明らかにすることを目的する。インタビュー調査を通じ、就業の有無、移動の時間帯、手段、同行者、移動前活動の満足度、移動目的などにより短縮意向に違いが生じること、そして気持ちの切替や健康維持及び促進、同行者との交流などの点で移動が価値を見出されていることなどが明らかとなった。また、本研究の結果より、移動時間短縮意向が移動に対する新たな評価指標となりうることを示した。
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