高齢者・身障者交通

[IV-111] 高齢ドライバーにおける無信号5枝交差点の運転挙動の評価

〇中村 陸¹、樋口 恵一¹、三村 泰広²、楊 甲²、安藤 良輔² (1.大同大学、2.豊田都市交通研究所)

キーワード：高齢ドライバー、5枝交差点、ドライビングシミュレータ、アクセレレーションノイズ

年々増加している高齢ドライバーの事故について,発生確率が最も高い出合い頭事故について評価を行った.また,これまでにあまり評価されてきていない5枝交差点を対象に運転挙動の収集及び身体機能との関連性を明らかにした.高齢者29名と非高齢14名にドライビングシミュレータを用いた実験に参加いただいた.結果は,1）非優先道路の運転挙動のうち,交差点近傍区間における滞留時間は非高齢の方が僅かに長く個人差が影響していた.2）運転挙動の個人差を考慮したアクセレレーションノイズによる分析の結果,最も影響がある要因路して安全群では交差道路がある左側の視力が優位に高いことが明らかとなった.