令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第IV部門

観光・余暇計画

座長:兵藤 哲朗(東京海洋大学)

[IV-114] 高速道路と幹線鉄道のパッケージ料金による観光周遊促進の基礎的考察

〇石川 大輝3、岩倉 成志1、毛利 雄一2 (1.芝浦工業大学、2.計量計画研究所、3.芝浦工業大学院)

キーワード:周遊観光、事業者連携、パッケージ商品、再帰型経路選択モデル

現在,JR東日本やNEXCO東日本をはじめとする交通事業者が,自社の鉄道や高速道路を定額で利用できる割引商品を提供しており,その種類は多岐に渡る.しかし,異なる事業者の交通機関が相互に利用できるものはない.事業者同士が連携した多様な交通機関を利用できるパッケージ商品を提供することで,交通サービス水準が高まり,旅行者の周遊範囲が広域になり,観光の満足度の向上が期待できる.WEB調査の結果から,現在の交通割引商品の認知,利用は事業者ごとに偏りがあること,交通の組合せにより周遊行動へ影響していることが明らかになり,異なる事業者が連携したパッケージ商品の必要性を示すことができた.

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