令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第IV部門

防災計画

座長:小山 真紀(岐阜大学 流域圏科学研究センター)

[IV-163] 甚大車両火災に対する広域都市道路橋のリスク評価手法の提案

〇長瀬 航太1、蘇 迪1、長山 智則1 (1.東京大学 工学系研究科 社会基盤学専攻 橋梁研究室)

キーワード:橋梁火災、火災リスク、リスクアセスメント

土木構造物における火災は,その構造物の役割を長期的に失ってしまう恐れがあるため対策が必要な事象の一つである.しかし,橋梁火災はその発生頻度の少なさから事前対策に関する研究はほとんど行われていない.本研究では都市道路橋を対象に橋梁火災のリスクを事前に広域的に評価する手法を検討した.本手法では橋梁火災のリスクを,橋梁に関する各種統計データなどを基に,ハザード発生確率と火災脆弱性に関するパラメータとスコアを設定することで評価することを試みた.その結果都内の57の橋梁区間の火災リスクが高いという結果が得られた.また,本手法におけるハザード発生確率の評価手法の妥当性についても一定の信頼性が得られた.

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