鉄道

[IV-135] 小規模な駅周辺地域の空間構造の変化について

〇飯澤 将伍¹、齊藤 充弘¹ (1.福島工業高等専門学校)

キーワード：市街地構造、土地利用、鉄道駅、道路体系、建物密集地、地形図

本研究は，福島県いわき市を対象として，市内に複数分散する小規模市街地の空間構造の変化を明らかにすることを目的とする．具体的には，駅の中心から半径3kmの範囲を「駅周辺地域」と定義して，その範囲内における工場や事業所の立地，建物密集地についての土地利用の変化を，8つの地域についていわき市合併当時の1966年以降4期に区分して調査・分析した．その結果，幹線道路体系とその本数より，道路体系の変化を明らかにすることができた．また，密集地についても同様に，それが形成された箇所と面積を用いてその変化を定量的に示すことができた．市街地が拡大するなかでも，地域によりその変化が異なる実態をみることができた．