令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第IV部門

災害時の交通

座長:倉内 文孝(岐阜大学)

[IV-176] 令和元年台風19号で被災した中央自動車道の応急復旧事例とその考察

〇福冨 義章1、長町 明彦1、古田 康裕1 (1.中日本高速道路)

キーワード:高速道路、交通寸断、災害復旧、応急復旧、台風、SNS

2019年(令和元年)10月12日夜に関東地方を襲った台風19号により,中央自動車道の八王子JCT~大月ICが1週間にわたって通行止めとなるなど,高速道路は大きな被害を受けた.本稿では,その中でも相模湖東IC~相模湖IC間で長さ約40m,土量約4,500m3にわたって切土のり面が崩落し上下線を塞いだ箇所について,対応を報告し考察を加える.復旧時には一般道の渋滞や現場を往来する他の復旧関係車両との輻輳が課題となった一方で,新たな取り組みとしてSNSによる現場写真と作業内容のお客さまへの発信が奏功した.今後は同種の災害に備え,対応経験の社内外への共有や事業者間での連携が有効であると思慮される.

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