令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第IV部門

災害時の交通

座長:倉内 文孝(岐阜大学)

[IV-179] 遺伝的アルゴリズムを用いた緊急支援輸送(ERL)の評価手法に関する検討

〇熊谷 兼太郎1、小野 憲司2 (1.国土交通省国土技術政策総合研究所、2.京都大学経営管理大学院)

キーワード:緊急支援輸送、遺伝的アルゴリズム、トラック、配送計画、評価手法

大規模地震の発生後,緊急支援輸送(Emergency Relief Logistics)が行われる.物資を集積場所から避難場所などへ適切に輸送するため,トラックの配送計画を評価する手法が求められている.本研究は,最適解の探索手法の一つである遺伝的アルゴリズムを用いて,ERLで一次集積所から先へ配送する部分について,トラックの配送計画の評価手法に関する基礎的な検討を行った.高知市及びいの町の一部を事例として,効率性を重視したケースと充足度を重視したケースとをそれぞれ試算したところ,前者に比べて後者は平均経路長が1.4 km増加する一方,不足量は3,460 kgだけ解消できるという結果が得られた.

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