令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第IV部門

災害時の交通

座長:倉内 文孝(岐阜大学)

[IV-181] 大規模地震災害発生時の帰宅困難者発生量予測のための時間帯別滞在地推定手法の構築

〇小澤 一将1、杉木 直1、松尾 幸二郎1 (1.豊橋技術科学大学)

キーワード:大規模地震、帰宅困難者、時間帯別滞在地推定

東三河地域には数多くの企業が立地し,それらの企業に通勤する従業員の居住地は広域にわたっている.そのため,発生が危惧される南海トラフ巨大地震の際には交通網が寸断され,特に平日の日中の場合には多くの帰宅困難者が生じることが想定される.そこで,本研究では,中京都市圏パーソントリップ調査データより時間帯別の帰宅困難者発生量を推計する手法を構築した.東三河地域の5市(蒲郡市,豊川市,新城市,豊橋市,田原市)における通勤目的を対象にしてOD表の作成,目的別到着地選択確率,活動別時間帯選択確率の算出し,これらの確率等に基づいた時間帯別滞在地推定結果より帰宅困難者の発生可能性について考察した.

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