令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第IV部門

交通サービス評価

座長:福本 雅之(名古屋大学客員准教授 合同会社おでかけカンパニー代表社員)

[IV-47] 実利用経路と検索経路の比較によるバス乗継傾向の把握

〇小林 佑也1、松本 幸正2 (1.名城大学大学院、2.名城大学)

キーワード:バス、OD、乗継、GTFS、経路選択

バスのわかりやすさや運行の効率を高めるためには,路線の重複を解消し,乗継の利便性を高める必要がある.しかし,利用者の乗継行動は多種多様である.優れたバスネットワークを構築するためには,乗継行動の把握や評価が不可欠である.
本研究では,愛知県日進市で行われたバスOD調査の結果を用いて,実際の経路と計算された経路を比較し,乗継に着目して分類した.その結果,利用者は乗継の負担が軽減できる経路を探してうまく利用している様子をうかがい知ることができた.さらに,乗継の傾向に及ぼす要因を明らかにした結果,時間の制約や乗車後の身体的負担の小さい利用者が,立ち寄り行動を取っている可能性があることもわかった.

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