交通サービス評価

[IV-48] ベトナム・ハノイ市における路線バスの利用実態と利用者のバス評価に関する研究

〇チン　ティ タオ¹、中村 文彦¹、田中 伸治¹、有吉 亮¹、三浦 詩乃² (1.横浜国立大学大学院　都市イノベーション学府、2.東京大学大学院　新領域創成科学研究科)

キーワード：路線バス、ハノイ市、バス利用促進、バス利用者、バス評価、オートバイ

ベトナム・ハノイ市は、オートバイの過度な利用、公共交通の欠如、また近年の自動車増加によって慢性的な交通渋滞、交通事故や大気汚染等様々な社会問題が発生している．本研究では、オートバイ利用者が多いハノイ市における路線バス利用者に着目しアンケート調査を行い、利用実態及び路線バスへの評価を把握することで、路線バス利用促進に寄与する知見を得ることを目的とする．結論として、ハノイ市における路線バスの利用実態が把握できた．また、バス料金、家から最寄りバス停の徒歩距離、目的地への移動しやすさ、乗車中の安全性、高齢者・妊婦への配慮の満足度を維持することが路線バス利用者の確保において重要であることが示唆された．