測量(1)

[IV-26] 光学衛星画像を用いた令和元年房総半島台風による屋根被害の検討

〇劉 ウェン¹、丸山 喜久¹ (1.千葉大学)

キーワード：Pleiades衛星画像、令和元年房総半島台風、屋根損傷率、最大瞬間風速

2019年9月9日に関東地方に上陸した令和元年房総半島台風は，千葉県を中心に甚大な被害を出した。千葉県内では，409棟の建物が全壊し，7万棟以上の住家が一部損壊以上の被害を受けた。衛星画像や航空写真などのリモートセンシングデータは上空から広域を観測できるため，台風による屋根損傷の検出に有効である。本研究では，台風通過前後のPleiades衛星光学画像を用いて，千葉県鋸南町，南房総市と館山市における損傷屋根にあるブルーシートを抽出し，100mメッシュごとの屋根損傷率を算出した。また，屋根の損傷率と最大瞬間風速の関係を分析し，台風による屋根の被害関数を構築した。