令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第IV部門

土木と教養

座長:小池 淳司(神戸大学)

[IV-63] 教養の本質は「多様な人生経験」であり、「インフラ政策」において絶対的に不可欠である。

〇藤井 聡1 (1.京都大学大学院)

キーワード:教養、土木計画学、インフラ政策学、可能態、実現態

教養とは、単なる知識とは異なるものであり、教え養われ獲得されたものを意味する。したがって、その習得は単に学校教育だけで身につくものではなく、ありとあらゆる経験を通して獲得されるものである。そして、こうした経験があって始めて、他者の気持ちや思いを推し量ることが可能となる。したがって、道路や港湾、堤防などの我々の社会の基礎的なインフラを、その上で暮らす人々の気持ちや幸福を慮りながら作り上げていく、インフラ政策を展開するにおいて、そうした教養が必要非可決となる。さもなければ、そのインフラによって人々の暮らしや幸福が如何に変化するかを何ら理解できなくなるからである。

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