令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第IV部門

施工管理

座長:貝戸 清之(大阪大学)

[IV-68] 気象情報に基づく赤外線調査の効率化に関する検討

〇髙畑 東志明1、林 詳悟1、橋本 和明1、松田 靖博1 (1.西日本高速道路エンジニアリング四国)

キーワード:赤外線サーモグラフィ法、非破壊検査、最適化、工程計画、Python、橋梁

赤外線サーモグラフィ法(以下,赤外線調査という)は,遠望非接触でコンクリート内部欠陥を検出する有用な手法である.しかし,赤外線調査は,日射や気温の変化を利用して調査を行うため,気象条件によっては調査不可となる場合がある.赤外線調査を効率的に行うため,ピンポイントの気象情報を基に赤外線調査効率を示す調査率を月ごとに推定し,四国地方の赤外線調査工程を最適化する手法の検討を行った.最適化計算の結果,約13%の調査率改善につなげられることがわかった.本検討における工程の最適化手法は,他の点検業務や維持管理作業の効率化にも有用な手法として幅広く活用できると考えられる.

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