令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

混和材(1)

座長:藤井 隆史(岡山大学)

[V-07] 環境配慮コンクリートへの硝酸塩の添加による中性化抑制効果の曝露試験による検証

〇荻野 正貴1、大脇 英司1、岡本 礼子1、宮原 茂禎1 (1.大成建設(株))

キーワード:コンクリート、混和材、硝酸塩、中性化、抑制、曝露試験

著者らは混和材を大量に使用しポルトランドセメントの使用量を“ゼロ”とした環境配慮コンクリートを開発し,硝酸塩の添加により中性化を抑制出来ることを促進試験で確認している.

本報ではこの硝酸塩添加による中性化抑制効果を約3.8年間の曝露試験により確認した.曝露試験後の抑制剤添加時の中性化速度係数は無添加時と比較して0.34~0.69倍となり,高炉セメントB種を用いたコンクリートの中性化速度係数と同等以下であった。この時の中性化速度係数は,促進試験から得られた中性化速度係数に基づいて推定した値とよく一致していた。

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