令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

混和材(1)

座長:藤井 隆史(岡山大学)

[V-09] SFセメントペーストの混合割合が圧縮強度およびC-S-Hに及ぼす影響

〇東條 真士1、梅村 靖弘2、佐藤 正己2 (1.日本大学大学院、2.日本大学理工学部)

キーワード:超高強度コンクリート、シリカフューム、ケイ酸カルシウム水和物、C-S-H、水和物密度

近年,コンクリート構造物の高耐久化等のために超高強度コンクリート (UHSC)の利用が増加している.UHSCは低水結合材比のためにシリカフューム(SF)が用いられる.SFはセメントの水和反応生成物と反応し緻密化が測られることが知られているが,生成されたケイ酸カルシウム水和物(C-S-H)は非晶質で化学構造が未解明である.本研究はC-S-Hの密度に着目し硬化体密度から各材料由来の生成C-S-Hに分類し圧縮強度との関係について検討したところ,C-S-Hは生成由来により圧縮強度への影響が異なり,SF由来のC-S-Hが低密度で空隙の充填効果に優れ圧縮強度発現に大きく寄与することが分かった.

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