令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

耐久性一般(2)

座長:小山 広光(佐藤工業株式会社)

[V-152] ASRの進行がエトリンガイト遅延生成による膨張挙動に及ぼす影響

〇山崎 由紀1、上原 元樹1 (1.公益財団法人鉄道総合技術研究所)

キーワード:エトリンガイト、アルカリシリカ反応、化学法、硫酸塩、高温履歴

アルカリシリカ反応(ASR)の進行がエトリンガイトの遅延生成(DEF)による膨張に与える影響を検討するために、細骨材のASR反応性や硫酸カリウムの添加量が異なるモルタル供試体について、異なる環境条件における膨張挙動を調べた。その結果、化学法によりASRに対して「無害でない」と判定される骨材でも、Sc・Rcの値によってDEFへの影響は異なり、それらの値の大きな骨材を用いた場合、高アルカリや40℃湿空条件等のASR促進条件で、よりDEFによる膨張が促進されることがわかった。

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