[V-152] ASRの進行がエトリンガイト遅延生成による膨張挙動に及ぼす影響
キーワード:エトリンガイト、アルカリシリカ反応、化学法、硫酸塩、高温履歴
アルカリシリカ反応(ASR)の進行がエトリンガイトの遅延生成(DEF)による膨張に与える影響を検討するために、細骨材のASR反応性や硫酸カリウムの添加量が異なるモルタル供試体について、異なる環境条件における膨張挙動を調べた。その結果、化学法によりASRに対して「無害でない」と判定される骨材でも、Sc・Rcの値によってDEFへの影響は異なり、それらの値の大きな骨材を用いた場合、高アルカリや40℃湿空条件等のASR促進条件で、よりDEFによる膨張が促進されることがわかった。
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