令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

耐久性一般(2)

座長:小山 広光(佐藤工業株式会社)

[V-154] 高炉セメント硬化体の炭酸化による空隙変化メカニズムの一考察

〇宮崎 幹太1、伊代田 岳史2 (1.芝浦工業大学大学院、2.芝浦工業大学)

キーワード:炭酸化、高炉スラグ微粉末、空隙、水銀圧入

高炉スラグを使用したセメント硬化体は炭酸化することで水分浸透性が著しく低下することが報告されている。この原因を解明するため、炭酸化した高炉セメント硬化体を使用し水銀圧入試験により空隙構造の把握を行った。結果、高炉セメント硬化体は炭酸化することでインクボトル空隙を含む空隙構造が連続性のある空隙構造に変化することが確認できた。また、高炉スラグ微粉末が生成するC-S-Hが炭酸化しやすくCaCO₃とシリカゲルに分解されることが原因と考えられる。

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