[V-156] ASRとDEF及びその複合による鉄筋コンクリートの膨張挙動の検討
キーワード:アルカリシリカ反応、エトリンガイト遅延生成、高温作用、膨張、動弾性係数
ASRは材料的なメカニズムから構造性能に与える影響まで多角的な検討が行われている.一方,DEF膨張が構造性能に与える影響については研究が少ないのが現状である.構造物の安全性を評価するには,DEFによるコンクリートの膨張と鉄筋との相互作用の基礎的な検討が必要といえる.無筋コンクリートと鉄筋コンクリートを用いて,ASRとDEF及びその複合の膨張過程,鉄筋との付着を伴った膨張挙動の検討及び比較を目的とした.DEFと複合の供試体にひび割れの発生による動弾性係数の低下,ASRが先に発生しDEFが促進した可能性,SO3を添加することでASRによる微小なひび割れが発生し動弾性係数の低下した可能性が示された.
要旨・抄録、PDFの閲覧には参加者用アカウントでのログインが必要です。参加者ログイン後に閲覧・ダウンロードできます。
» 参加者用ログイン