令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

耐久性一般(2)

座長:小山 広光(佐藤工業株式会社)

[V-158] PVA繊維や鋼繊維を混入したモルタルを用いた電気抵抗率試験の適用性検討

〇小田部 貴憲1、櫻庭 浩樹1、古賀 裕久1、佐々木 亘2 (1.土木研究所、2.プレストレスト・コンクリート建設業協会)

キーワード:短繊維、PVA繊維、鋼繊維、電気抵抗率、塩化物イオン浸透抵抗性、迅速評価手法

コンクリートの塩化物イオン浸透抵抗性の迅速評価手法としての適用性を検討する目的で,PVA繊維および鋼繊維を混入したコンクリートを対象に,圧縮強度試験,電気抵抗率試験,および浸せき試験を行った。PVA繊維および鋼繊維混入による影響は,圧縮強度試験および浸せき試験では顕著でなかった。電気抵抗率試験では,短繊維の材質(導電性),混入率,および材齢経過により影響があるが,PVA繊維混入の場合は,無混入の場合と同様に,電気抵抗率で塩化物イオン浸透抵抗性を評価できる可能性を示した。一方,鋼繊維混入の場合は,経時変化の要因は明確ではないが,混入率に応じた影響度合を考慮することで評価できる可能性がある。

要旨・抄録、PDFの閲覧には参加者用アカウントでのログインが必要です。参加者ログイン後に閲覧・ダウンロードできます。
» 参加者用ログイン