混和材(3)／副産物利用・再生材料(1)

[V-26] 石炭ガス化スラグ細骨材に含まれる炭素分とコンクリートの空気連行性

〇松浦 忠孝¹、小林 保之²、古屋 憲二³ (1.広野ＩＧＣＣパワー、2.東京電力ホールディングス、3.石炭エネルギーセンター)

キーワード：IGCC、石炭ガス化スラグ、炭素、空気連行性、AE剤

再生資源の有効利用を通じた循環型社会の形成に貢献すべく，石炭ガス化複合発電から副生する石炭ガス化スラグをコンクリート用細骨材として用いた場合の品質・性能を明らかにすることを目的として，石炭ガス化スラグ細骨材中に含まれる炭素分とコンクリートの空気連行性について分析，評価を行った。その結果，炭素分はコンクリートの空気連行性に影響を及ぼすが，炭素含有率に応じてAE剤添加量を調整すること，あるいは炭素含有率の上限を定めることによって石炭ガス化スラグ細骨材を通常の細骨材として使用できることを確認した。