令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

引張・圧縮/クリープ・収縮

座長:小松 怜史(電力中央研究所)

[V-58] 収縮低減材料を用いたコンクリートの乾燥収縮特性に及ぼす相対湿度の影響

〇藤澤 竜1、大野 拓也1、三谷 裕二2、丸山 一平3 (1.太平洋セメント(株)、2.太平洋シンガポール、3.名古屋大学大学院 環境学研究科 教授)

キーワード:相対湿度、乾燥収縮、膨張材、収縮低減剤

本検討では,膨張材または収縮低減剤を使用したコンクリートを対象に,直径100mm,厚さ10mmのコンクリート供試体を用いた検討方法により,相対湿度33,45,59,75,85%環境下における収縮ひずみを測定し,乾燥収縮特性に及ぼす相対湿度の影響を評価した.その結果,収縮低減材料の有無によらず,乾燥収縮ひずみは相対湿度が低いほど大きくなること,相対湿度が低い環境下において,収縮低減効果が顕著であることが明らかとなった.また,膨張材および収縮低減剤を用いたコンクリートの乾燥収縮ひずみと相対湿度の関係は,一義的な回帰曲線で表現できる可能性があることを示した.

要旨・抄録、PDFの閲覧には参加者用アカウントでのログインが必要です。参加者ログイン後に閲覧・ダウンロードできます。
» 参加者用ログイン