令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

引張・圧縮/クリープ・収縮

座長:小松 怜史(電力中央研究所)

[V-62] 土木学会コンクリート標準示方書における収縮ひずみの予測式の検証

〇石毛 成1、浅本 晋吾2、小山 凛太郎1 (1.埼玉大学、2.埼玉大学大学院理工学研究科)

キーワード:コンクリート標準示方書、ACI 209.2R-08、収縮予測式

プレストレスコンクリートの長期たわみ問題では、クリープ・収縮を精度よく予測することが課題である。2012年制定コンクリート標準示方書で収縮の予測式が改定されたが、国内外のデータを用いた精度検証は十分とは言えない。本検討では、既往の収縮実験のデータベースをもとに、示方書の2012年以降及び2007年以前の収縮予測式の比較、精度検証を行い、ACIの収縮予測式とも比較した。結果、最終収縮ひずみの予測は、2012年以降の方が2007年以前の式に比べ、大きくなる傾向があった。示方書の式は、国内の実験データは概ね精度よく予測できるが、他国の実験データに対しては精度は必ずしも高くはないことが確認された。

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