令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

補修・補強(材料)(3)

座長:酒井 雄也(東京大学)

[V-126] 氷点下環境でのセメント系吹付け工法による巻き立て補強工事

〇庄司 慎1、高柳 行伸2、石原 康博3、増田 耕二4、松久保 博敬1 (1.デンカ、2.日本ジュース・ターミナル、3.神野建設、4.デンカリノテック)

キーワード:氷点下、湿式吹付け工法、耐震補強、長距離圧送、厚付け、急硬

氷点下に管理した建屋内のタンクの耐震補強をセメント系材料を使用し,施工した.タンクの耐震補強はレベル2地震動に対して転倒のみを考慮した対策である.施工中も室温が常時氷点下であり,屋内入り口からタンクまでの最大距離は60m程度ある.またタンク内内容物の温度上昇の制約もある.そこで-10℃環境でも硬化し且つ練り混ぜ場所から長距離圧送可能なセメント系断面修復材である吹付工法を採用した.検討段階でセメント硬化熱によるタンク内容物の温度上昇の解析を行い,実現場では試験施工によりモルタルの施工性と硬化性状およびタンク内容物の温度測定を行いその適用性を判断した.

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