令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

補修・補強(材料)(3)

座長:酒井 雄也(東京大学)

[V-132] 高力ボルト部に水性塗料を適用するための事前処理方法の検討

〇中村 賢人1、阿部 能和1、前羽 洋2、梅﨑 俊樹2 (1.ショーボンド建設株式会社、2.JFEエンジニアリング株式会社)

キーワード:防錆油、水性塗料、高力ボルト

高力ボルトは保管や防錆の観点から防錆油により保護されており,水性塗料を用いた場合には塗料の密着が不十分となることから溶剤系の有機ジンクリッチペイントが用いられている.一方,首都高速道路では火災予防の観点から水性塗料の適用が検討されているため,高力ボルト部に水性有機ジンクリッチペイントを適用することを目的に,高力ボルトの防錆油の事前処理方法に関する検討を行った.検討の結果,アルカリ性の水溶性強力洗浄剤(油除去剤)に高力ボルトを浸漬させるか,または十分な量を噴霧することにより高力ボルト頭部に対して水性有機ジンクリッチペイントが十分に密着することを確認した.

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