令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

物性(1)

座長:高橋 駿人(東京理科大学)

[V-45] 現地発生土の細粒分がセメント系材料の鉱物組成に及ぼす影響

〇濱田 那津子1、向 俊成1、取違 剛1、渡邉 賢三1、坂井 吾郎1、沢 一馬1、室野井 敏之1、藤田 祐作1、坂井 悦郎2 (1.鹿島建設、2.東京工業大学)

キーワード:セメント系材料、若材齢、XRD、エトリンガイト、現地発生土

現地発生土の活用方法の1つとしてセメントを混合して改良土とし,盛土等に用いることが挙げられる.しかし,セメント改良土においては,用いる現地発生土によっては短時間で施工性が著しく低下するものも存在する.本検討では,その変化の原因とメカニズムを解明する検討の一環として,鉱物組成に着目し,粉末X線回折を行った.その結果,本実験で使用した現地発生土はセメントとの混合によりストラトリンジャイトおよびエトリンガイトを生成することを確認した.現地発生土は混合直後のエトリンガイトの生成により自由水が消費され,施工性が低下すると考えられる.

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