副産物利用・再生材料(2)

[V-28] タグチメソッドによるフライアッシュを用いたジオポリマーの製造条件の最適化と再現性の検討

〇高山 優司¹、尾上 幸造¹、薬師寺 弘幸¹、佐川 康貴²、香島 和輝²、榮徳 雄斗² (1.熊本大学大学院、2.九州大学大学院)

キーワード：ジオポリマー、フラアッシュ、タグチメソッド、SN比、設計パラメータ、再現性

ジオポリマーは環境負荷低減型の建設材料として近年注目されているが，設計パラメータが多岐にわたることや品質のばらつき等が実用化への課題となっている．本研究では，タグチメソッドの動特性パラメータ設計を適用し，四国産フライアッシュ（FA）をベースとしたジオポリマー（FAGP）モルタルの配合および製造条件の最適化と再現性について検討した．ノイズ条件としてFAのロットおよび実験機関を取り上げた．L18直交表により作成した計216回の実験結果から算定されたSN比に基づき，ばらつきの少ないFAGPモルタルを製造するための設計パラメータ水準を明らかにするとともに，最適条件下での入力関係を示した．