副産物利用・再生材料(2)

[V-36] Influence of ettringite formation amount of cement using coal ash on leaching of harmful elements

〇Ryoichi Takagi¹, Atsushi Saito¹, Keiko Sasaki², Tomohiko Takahashi³, Hiroki Arakawa⁴ (1.HAZAMA ANDO CORPORATION, 2.KYUSYU UNIVERCITY, 3.Tokyo Electric Power Company Holdings, Inc., 4.JERA Co., Inc.)

Keywords:coal ash , ettringite, harmful elements, Fukushima Daiich Nuclear Power Plant

著者らは，副産物利用による環境負荷低減が可能な石炭灰（原粉）を多量に用いたセメント硬化体技術を港湾工事等に適用してきている．使用する石炭灰（原粉）から有害元素が溶出するリスクが伴うため，そのメカニズムを解明する必要がある．そこで本研究では，有害元素の溶出抑制に寄与すると考えているエトリンガイトの定量化を試みた．その結果，圧縮強度と有害元素溶出量の間に関係性は見られなかったが，エトリンガイトによる有害元素の溶出抑制効果が高いことを定量的に確認することができた．