令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

温度応力

座長:根本 浩史(清水建設(株))

[V-66] 壁式橋脚におけるフライアッシュ添加と打込み温度低減が温度ひび割れ指数に与える影響

〇吉田 萌佳1、伊藤 始1、寺西 健太2、小松原 昭則2、橘 吉宏2 (1.富山県立大学、2.中日本ハイウェイ・エンジニアリング名古屋(株))

キーワード:マスコンクリート、壁式橋脚、フライアッシュ、打込み温度、ひび割れ誘発目地

壁式橋脚は,基礎部の外部拘束によって貫通ひび割れが入りやすいコンクリート構造物である.本研究では,ひび割れ抑制対策として最高温度低減や拘束低減を目的に,FAのセメント置換に加え,打込み温度の低減および誘発目地の設置を併用することに着目した.研究の目的は,壁式橋脚を対象に実際の形状寸法と施工条件を与えた温度応力解析を行うことで,FA添加,打込み温度低減,および誘発目地設置の併用が温度ひび割れ指数に与える影響を明らかにすることとした.解析結果としては,FA添加と打込み温度低減の併用ケースにおいて,最小ひび割れ指数が誘発目地設置の2分割で1.40を上回り,3分割で1.85を上回った.

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