令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

温度応力

座長:根本 浩史(清水建設(株))

[V-70] 冷温水の通水による温度ひび割れ抑制工法に関する効果の定量評価

〇高木 英知1、芦澤 良一1、関 春彦1、柳井 修司1、横関 康祐2 (1.鹿島建設株式会社、2.東洋大学)

キーワード:温度ひび割れ、温度制御、パイプクーリング、パイプヒーティング、温度応力、発生応力

温度ひび割れを抑制する対策として,躯体コンクリートの温度上昇や温度降下に応じて部材内に配置した通水管に冷水あるいは温水を通し,クーリングとヒーティングによって躯体温度を制御する「冷・温水通水工法」が挙げられる.本報では,実大規模の試験体を用いて,冷・温水通水工法の効果を評価した.その結果,本工法を適用していない試験体では,ひび割れが発生した.一方で,本工法を適用した試験体では躯体の温度コントロールにより有害な応力の発生を抑制し,ひび割れが発生しない結果となり本工法の高いひび割れ抑制効果を確認した.

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