令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

環境性一般

座長:宮本 慎太郎(東北大学)

[V-75] 供用から9 年経過した炭酸化コンクリートのCO2 固定量評価に関する一考察

〇横関 康祐1、取違 剛2、河内 友一3、関 健吾2、藤木 昭宏4、森 泰一郎5 (1.東洋大学、2.鹿島建設、3.中国電力、4.ランデス、5.デンカ)

キーワード:炭酸化、γ-C2S、CO2固定量、熱分析

多くの領域を炭酸化させたコンクリートの長期的な物性の変化についての知見はほとんどなく,さらに,コンクリートの長期的なCO2 固定量の変化について検証された例は乏しい.そこで本研究では,供用から9 年経過した炭酸化コンクリートを対象に,熱分析によってCO2 固定量を評価した.その結果,供用から9 年が経過した炭酸化コンクリートには炭酸化部において90~114kg/m3 のCO2 が固定されており,炭酸化コンクリートは,製造時から変化することなく,長期に大量のCO2 を固定できていることを確認した.

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