令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

補修・補強(材料)(4)

座長:古賀 裕久(土木研究所)

[V-135] 亜硝酸リチウム系表面含浸材による鉄筋の腐食抑制効果に関する研究

〇森 裕介1、竹田 宣典2、徳納 剛3、小椋 明仁4 (1.極東興和、2.広島工業大学、3.福徳技研、4.東京電設サービス)

キーワード:表面含浸工法、亜硝酸リチウム、鉄筋腐食、自然電位、分極抵抗

亜硝酸イオンによる鉄筋の腐食抑制を目的として,ひび割れ注入工や断面修復工などの使用材料に亜硝酸リチウムを併用する工法の実績が増加している.しかし,表面含浸工法に亜硝酸リチウムを併用した工法については,亜硝酸イオンによる鉄筋の腐食抑制効果や,その検証方法ついては,十分な知見が得られていない.本研究では,亜硝酸リチウムを表面含浸材として使用した場合の鉄筋の腐食抑制効果とその検証方法を乾湿繰り返し試験によって検討した.その結果,普通コンクリートおよび高強度コンクリートのいずれにおいても,鉄筋の腐食が抑制され,自然電位や分極抵抗といった電気化学的非破壊試験も適用可能であることが示唆された.

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