補修・補強（材料）(4)

[V-139] The construction by new injection method for crack repairing with sealing tape and mixing gun

〇HARUKI OBA¹, NAKANO KENSAKU¹, SHUJI ICHIMURA¹, SEISHI SHIRAIWA², KOKI AKAIKE² (1.NICHIBAN CO.,LTD., 2.HAZAMA ANDO CORPORATION)

Keywords:crack, low pressure injection method, quality control, injection method for crack repairing with sealing tape and mixing gun

シールテープ及びインジェクションガンを用いた手動式低圧樹脂注入工法“シールテープインジェクション工法”では、注入孔を設けるためにφ5mm程度躯体を削孔する必要があり、補修箇所を一時的に傷つけてしまうという課題がある。本報告では，注入座金を使用することで、躯体への削孔をせずに施工できる改良型のシールテープインジェクション工法の施工事例について報告する。改良されたシールテープインジェクション工法により、躯体に注入用の削孔を設けなくとも、ひび割れに注入材を充填できることが確認できた。また、注入ピッチが20cm 以下の場合は、実構造物においても、目視できる充填距離と充填深さがほぼ等しいことが確認できた。