Japan Society of Civil Engineers 2020 Annual Meeting

Presentation information

第V部門

鋼材腐食(1)

Chair:Satoshi Takaya

[V-176] Effect of Difference in Water Supply Amount and Initial Moisture Content of Mortar on Moisture Penetration into Mortar

〇Hiroshi Hamada1, Takahiko Amino1, Seiji Kato2 (1.TOA Corporation, 2.Chubu Electric Power Company)

Keywords:Cement Mortar Lining, Water Absorption Fabric, Moisture Penetration, Moisture Content

筆者らは,不織布とガラス繊維を互層にした吸水層の毛細管現象によって水を吸い上げ,鋼管杭のモルタル被覆防食の内部を湿潤状態にすることで酸素の供給を抑制し,モルタル被覆防食の機能を延命化させる工法を開発している.本稿では,吸い上げられた水が吸水層とモルタル表面の接触面からモルタル内部に浸透する過程にて水分供給量およびモルタル初期飽水率の違いがモルタル内部への水分の浸透に及ぼす影響について検討した.その結果,水分供給量が多いほど表層付近の飽水率は大きくなり,モルタル内部へ多く浸透すること,初期飽水率が小さいほど表層付近の飽水率は小さい値で定常状態となり,内部へ浸透する流束は小さいことが確認された.

Please log in with your participant account.
» Participant Log In