令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

環境性一般

座長:宮本 慎太郎(東北大学)

[V-77] 衝撃弾性波法によるポーラスコンクリート部材の空隙率推定手法の検討

〇野内 彩可1、渡辺 健2、橋本 親典2、石丸 啓輔3 (1.三井住友建設、2.徳島大学大学院、3.徳島大学技術支援部)

キーワード:ポーラスコンクリート、空隙率、非破壊試験、衝撃弾性波法、打撃応答特性

本研究では,衝撃弾性波法によるポーラスコンクリート部材の空隙率推定手法の確立を目的に,平板状のポーラスコンクリート試験体の平面全体を対象として衝撃弾性波法の多重反射法により測定を行うことで,空隙分布の評価および空隙率の推定が可能か検討を試みた。その結果,弾性波速度を測定することで試験体平面における空隙分布の違いを相対的に評価可能であった。さらに,別途作成した円柱試験体より得られた空隙率と弾性波速度の関係式に測定した弾性波速度を代入し,対象試験体より採取したコア試験体より得られた補正係数を乗じることで, 平板状のポーラスコンクリート試験体の空隙率の推定が概ね可能であった。

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