令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

鋼材腐食(1)

座長:高谷 哲(京都大学)

[V-178] 電食実験によるスラブと梁のひび割れモードの違い

〇本田 健一郎1、中川 裕之3、西谷 昌晃2、松島 学1 (1.香川大学、2.四国電力、3.四国総合研究所)

キーワード:ひび割れモード、スラブ、梁、ひずみ値、ひび割れ幅

鉄筋に沿ったひび割れは目視で確認できるが,水平ひび割れは内部で発生するため,目視で確認することが難しい.さらに,スラブは腐食が進行するにつれて水平ひび割れが卓越する傾向があり,結果的にかぶりコンクリートのはく落が見られ,危険なひび割れモードである.本研究は電食実験を行い,スラブと梁のひび割れモードとひび割れの進展の違いを調べた.スラブと梁は同様に鉄筋に沿ったひび割れが先に発生し,その後水平ひび割れが発生した.スラブは腐食量が増大しても,鉄筋に沿ったひび割れ幅は一定値をとり,水平ひび割れ幅だけが大きくなる傾向がみられた.梁は鉄筋に沿ったひび割れと水平ひび割れは同様に大きくなる傾向がみられた.

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