令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

構造設計(2)/疲労・衝撃/耐震診断

座長:藤山 知加子(横浜国立大学大学院)

[V-208] 水の浸入による耐疲労性の低下を抑制するRC床版断面に関する実験的検討

〇子田 康弘1、岩城 一郎1 (1.日本大学)

キーワード:耐疲労性、RC床版、断面構成、水の浸入

既存道路橋の老朽化問題の多くは,RC床版の劣化に起因する.例えば,塩害などの材料劣化は,床版へ水が浸入することで上側鉄筋が腐食し,ひび割れを発生させる.そして,この種の材料劣化が構造性能低下を直接的に招き,耐疲労性を著しく低下させる.本検討では,耐疲労性低下の要因に関する既往の知見を踏まえ,配筋やコンクリートの仕様を検討し,押抜きせん断試験を実施することで水の浸入による耐疲労性の低下を抑制するRC床版断面に関する実験的検討を行った.その結果,複鉄筋断面よりも単鉄筋断面において耐疲労性の向上が確認された.また,グリッドと短繊維補強を施すことで耐疲労性がさらに向上した.

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