令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

構造設計(2)/疲労・衝撃/耐震診断

座長:藤山 知加子(横浜国立大学大学院)

[V-210] 疲労荷重履歴がRCはりの剛性変化に及ぼす影響に関する実験的考察

〇松谷 篤1、佐藤 靖彦1、柴沼 健1、尾崎 允彦1、末廣 陸1 (1.早稲田大学)

キーワード:剛性変化、マイナー則、疲労寿命、RC

RCはりのせん断疲労破壊では、任意の時点での損傷度や破壊プロセスの把握が難しく、変動荷重下ではさらに現象が複雑化する。その現象の単純化を目指し、本研究では、疲労荷重を一定の大きさまたは途中で大きさを変更してかける実験を行い、破壊プロセスを剛性変化に着目して考察した。結果から、始め大きく低下し、その後安定し、破壊直前に再び低下する、という3段階の剛性変化が確認された。また、そのうち1つの段階の途中で、荷重を増やすとその区間が短くなり、荷重を減らすとその区間が長くなっていた。よって、RCはりのせん断疲労破壊においては、剛性が3段階で変化し、荷重変更が1つの段階の長さに影響することが読み取れた。

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