令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

プレキャストコンクリート(3)/コンクリート製品

座長:本間 淳史(東日本高速道路)

[V-242] 高C3Sフライアッシュセメントを適用したコンクリートの蒸気養生による強度発現性(その2)

〇目黒 貴史1、森 香奈子1、野中 潔1、多田 克彦1 (1.太平洋セメント(株))

キーワード:高C3Sセメント、フライアッシュ、蒸気養生、圧縮強度、低温環境下、プレキャストコンクリート製品

基材セメントのCS量を高め、ブレーン比表面積を増加させた高CSセメントと静電分離による未燃カーボンを除去処理したFAを混合した次世代型FAセメント(AFC)の開発を行ってきた。現在、プレキャストコンクリート製品への実用化を目指しており、本検討では20℃および5℃環境下でのAFCの強度発現性を評価した。結果、20℃環境下で脱型時に同等の強度となるW/Cで早強セメントと比較すると5℃環境ではAFCの方が強度発現に優れており、AFCと同W/Cで普通セメントと比較すると各温度でAFCの方が優れていた。これより、低温環境かつ低W/Cにおいて、AFCを使用する高いメリットが得られる可能性が示唆された。

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