Japan Society of Civil Engineers 2020 Annual Meeting

Presentation information

第V部門

短繊維補強コンクリート(材料)(1)

Chair:Wataru Sasaki

[V-252] Effect of cover and crack width on rebar corrosion in steel fiber reinforced concrete

〇Yuta Nakamichi1, Naoshi Ueda1 (1.Kansai University)

Keywords:steel fiber reinforced concrete, rebar corrosion, crack width

ひび割れが生じた後の鋼繊維補強コンクリート中の鉄筋腐食を明らかにすることを目的とし,かぶりの違いが鉄筋の腐食状況に及ぼす影響を検討した.繊維混入の有無,繊維種類および残留ひび割れ幅を変化させ,塩水による乾湿繰返し環境下での劣化促進試験を行い,鉄筋の腐食状況を確認した.その結果,かぶりの違いによる鉄筋の腐食面積率に相関は確認されなかったが,質量減少率は繊維の有無および繊維種類にかかわらず小さくなる傾向が確認された.鋼繊維を混入したコンクリートではひび割れ幅0.2mmまでの範囲において,劣化促進期間の経過に伴う質量減少率の変化がほとんど確認されなかったことから,鋼繊維による腐食抑制効果を確認した.

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