令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

補修・補強(材料)(1)

座長:久保 善司(金沢大学)

[V-107] 高い含浸性と安全性を有するシラン・シロキサン系表面含浸材の開発

〇松本 隆1、林 大介2、橋本 学2、小林 聖2、神谷 由紀1 (1.カジマ・リノベイト、2.鹿島建設)

キーワード:コンクリート構造物、水道施設、シラン系表面含浸材、含浸性

既存のシラン・シロキサン系表面含浸材の技術を応用し、新たなシラン・シロキサン系表面含浸材を開発して性能評価を行った。既存材料の課題として、①緻密なコンクリートや寒冷地の構造物に適用するために、より高い含浸性が必要とされること、②性状を調整する過程で適用している界面活性剤が水質に影響を及ぼす可能性があることの2点があった。この課題に対してシランの濃度を高めた、界面活性剤を使用しない新材料を開発した。性能確認試験の結果として、新材料では含浸性の向上が確認できるとともに、浸出試験において、すべての項目において基準値を下回り、水道施設に適用した場合でも、高い安全性を有していることを確認した。

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