令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

鋼材腐食(2)/防食(1)

座長:左藤 眞市(大阪産業技術研究所)

[V-316] ラテックスを微量添加したコンクリートのひび割れ部における鉄筋腐食速度の解析

〇片山 太貴1、宮里 心一2、東 洋輔3 (1.金沢工業大学大学院、2.金沢工業大学、3.オリエンタル白石(株))

キーワード:ラテックスコンクリート、腐食電流密度、解析、分極曲線、コンクリート抵抗

近年ではコンピュータを用いたシミュレーションが様々な分野で行われており,コンクリート中の鉄筋に対するマクロセル腐食電流を解析するモデルが提案されている.そこで,本研究では,経済性から微量のラテックス(ポリマーディスパージョンセメント比が0.5%)を添加し,曲げひび割れを先行導入後,外来塩分による塩害促進暴露を行ったコンクリートを対象に解析を試行し,ラテックスの有無が腐食速度に及ぼす影響を評価した.その結果,ラテックスを微量添加したコンクリートでは,マクロセルの電気回路の形成が困難となり,ひび割れ部での腐食の局所化を抑制することが確認できた.

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